ちゅきは6歳、保育園の年長さんです。来年は小学校就学です。
就学の2年前(4歳児クラス・年中さん)から検討は始めるんですが、いよいよ年長さんの夏に進路の意思を決定する事になります。
色々と悩む所です。決定までのスケジュールをまとめてみました。
(こちらの記事を書いたのは2019年です。現在と違う所があるかもしれません)
就学校決定までのスケジュール

◆拠点園にいれば、日程は園の方からアナウンスがあります。
5月頃にふれあいセンターで行われる「就学説明会」と同内容の説明会が、拠点園でも催されます。
◆学校が夏休みに入る前に見学に行っておく必要があります。
居住学区の小学校・特別支援学校へ個別に問い合わせて見学に行きます。
拠点園に通っている場合、保育士さんが同行してくれる場合もあります。
「住んでいる地域の学校に就学する」という決まりがありますので、学校の選択肢はありません。
※附属小学校・私立小学校を希望する場合は、個別に問合せます。
◆8月頃にふれあいセンターで行われる「就学相談会」は個別相談です。
1人30分。お相手は小学校教諭です。
実際の障害児教育現場の話が聞かせて貰えます。
◆9月頃までに、保護者が意思決定し、在籍園に知らせます。
保護者と園の意見が一致していれば、そのまま手続きに進みます。
書類は全て園が書いてくれます。
医師の診断書も必要になります。
◆10・11月頃に健康診断がありますが、後は園にお任せです。
学校の選択肢

・小学校の普通クラスか
・小学校の普通クラスで、級指導教室にも通うか
・小学校の特別支援学級か
・特別支援学校か
この4パターンになると思います。
◆視覚・聴覚・肢体不自由・病弱・虚弱の場合、特別支援学校になる事が多いようです。
◆発達障害の場合でも、知的障害(IQ70以下)なら特別支援学校にも行けます。特別支援学校の知的障害クラスの平均値はIQ50(中度)くらいだと聞きました。
◆軽度知的障害の場合、小学校の特別支援学級「知的障害クラス」という選択肢も出てきます。だいたいIQ60~70くらいの子が多いらしいです。
◆知的障害を伴わない発達障害(IQ70以上)の場合、自閉症があれば小学校の特別支援学級「自閉情緒クラス」に行くことができます。
多動(ADHD)や学習障害では特別支援学級には行けません。
◆小学校の普通クラスに属して、週に1回1時間、「通級指導教室」に通うという選択肢もあります。
言語や情緒のトレーニングをして貰えるそうです。
全ての小学校に通所指導教室があるわけではないので、別の小学校に通う場合が多く、保護者が送迎します。
◆障害があっても、普通のクラスに所属している人もいます。
これは、本人の気質や親の考え方です。
ただ、園や学校が応援してくれるとは限らないので、ハードルは高いと思います。
まとめると、こんな感じです。
クラス定員 | メリット | デメリット | |
小学校の普通クラス | 35人 | 健常児と同じ場所で学べる 進学を目指して頑張れる |
クラスで孤立しないか心配 |
小学校の普通クラス+通級指導教室 | 35人 | 健常児と同じ場所で学べる 進学を目指して頑張れる |
通級教室に送迎する保護者が大変 |
小学校の特別支援学級 | 8人 | 手厚く指導して貰える 先生の目が行き届く |
普通クラスの子と馴染めるか未知数 高校進学が心配 障害者だ、と偏見を受ける |
特別支援学校 | 6人 | 個別に手厚く指導して貰える イジメの心配もなさそう |
普通の子との隔離になりそう 高校進学が難しい |
決定権は誰にあるのか
保護者にあります。
話し合いは行われますが、保育園や教育委員会が決定するわけではないです。
ただ、感覚として岡山市は「障害があるなら支援学校・学級に行って欲しい」という雰囲気があるな~と思っています。
「支援学級に行く」という事は障害のカミングアウトになりますし、交友関係、進学の事、きょうだいの事も考えて、普通クラスを希望する人もいらっしゃいます。
ボーダー付近だと迷いますよね~・・・。
特別支援学校を「社会からの隔離」と捉えて、すごく抵抗を感じている人もいらっしゃいます。
難しい問題ですよねー・・・。
うちの場合、多動強めの自閉症で、とてもじゃないけど普通クラスで授業が受けられるとは思いません。
定員8人の特別支援学級(自閉情緒クラス)を希望しています。
いま保育園でも障害児仲間とばっかり遊んでますし、なんとか交友関係は築けるんじゃないかと…楽観視してます。
小学校就学は不安ばかりですが…何とか楽しい学校生活になって欲しいと祈るばかりです。
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