小学校に入る前に準備しておいた方がいい事

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三門保育園、拠点枠卒園児保護者とのお茶会がありました。障害児の先輩ママさん達から「小学校生活はどんな感じか」を教えて頂きました。
お忙しい中お集りくださり、有意義な時間を過ごすことができました。

主に「小学校に入る前に準備しておいた方がいい事」をアドバイス頂きました。

Q.クラス(普通級か支援級か)の選択は成功だったか?

A.その子によるので何とも言えない。
大勢の中にいるのが辛い子もいるが、社会性がある子は普通級の方が伸びる場合もある。
友だちや担任の先生にもよる。行ってみないと分からない。
そして教員は転勤があるので、来年はどうなるか分からない。

Q.保育園と小学校では、どんな所が違う?

A.小学校は学習の場なので、手厚く世話はして貰えない。保育園とは大違い。基本的には自分の事は自分でやらないといけない。

Q.入学するまでに出来た方がいいことは?

・ひらがな、数字が読める。
・自分の名前が書ける。
・時計が読めるように。
・荷物が多いので、重さに慣れる。
・通学路を歩く練習をする。
・制服のシャツのボタンを留められるように。
・消しゴムが使えるように。(握力が弱いと消しゴム使えない)
・自分の要望をちゃんと言葉で伝えられるようにする。

Q.親と学校との連絡手段は?

A.基本的には連絡帳で。
学校によっては連絡帳のない所もあるが、その場合は「連絡帳を作って欲しい」と直談判。
先生と直接お話が出来る機会はほとんどない。
何か問題があれば直接電話がかかってくる。

Q.ひとりで登下校はできる? 集団登校なの?

A.集団登校か否かは学校による。
どちらにしても支援級の子は親が送迎する場合が多い。
朝は8時頃、帰りは15時頃。

Q.勉強には付いていけそうか?

A.知的障害クラスの子は、その子に合わせた進み方をするので、通常クラスとは進行が違う。
情緒自閉のクラスは、通常クラスと同じカリキュラムで進む。「健常児よりも頑張れ!」とビシバシ教える先生もいるらしい。
付いて行けるかどうかは、その子の状態次第。
やはり、高校進学できるかどうかは運命の分かれ道になるので、中学には通常クラス入りを目指したい。

Q.学童保育には入れるの?

A.基本的には学校に併設されている学童保育(児童クラブ)に入れる。だがスタッフの数が少ないので、個別のケアは望めない。
集団に入りにくい子の場合は厳しい。
放課後等デイサービスが現実的。

[放課後等デイサービスとは] 障害のある児童が通うための教室。
学校のある日は夕方から、学校がない日は1日利用可能、という所が多い。
「障害児通所支援受給者証」(児童発達支援と同じ受給者証)を持っていれば放課後等デイサービスのサービスを受けられる。
岡山市は月の上限13日。小学校1年生~18歳まで。

Q.両親がフルタイムで働いている場合はどうするの?仕事辞めないといけない?

A.「放課後等デイサービス」は上限13日なので日数が足らない分は、「日中一時支援」のサービスを利用する。
放課後等デイサービス+日中一時支援の両方やっている事業所がベター。そこが送迎サービスもやってたらベスト。
送迎サービスがあれば、15時頃に小学校まで迎えに行ってくれて、事業所で過ごして、夕方自宅まで送り届けてくれる。保育園の時と同様に仕事ができる。
ざっくり言うと放課後デイは「お勉強」、日中一時は「一時預かり」だが、同時に両サービスを行っている事業所は「一時預かりの日だから勉強は見ない」とかではなく、一律の対応になるらしい。

[日中一時支援サービスとは] 保護者の就労支援や一時時な休息の為に障害者を預かってくれるサービス。
放課後デイとは違う受給者証が必要となるので別に申請する。
使用上限は、両親共に働いている場合は月の日数-8日。(31日の月なら23日)
保護者が働いてない場合は、月の上限8日。
成人の障害者も対象。

放課後等デイサービスと日中一時の違い
送迎サービス


などなど・・・たくさん教えて下さいました。
先輩ママたち、就学を機に仕事をセーブされた方や、より子育てしやすい土地に引っ越された方、色々でした。
でも子どもたちみんな、思った以上に頑張ってるようです。
障害児の就学問題は本当に悩ましいですが、こうして分からない事を教えて頂いて、とても心強く思えました。

ウチは自営業なので、会社員の家庭とは状況は違うと思いますが、働いていくためには放課後デイと日中一時を探すってのが命題かなー。
「日中一時」は未就学の今でも使えるサービスなので、早めに受給者証を取得して、早く事業所と契約した方がいいとのアドバイス頂きました~。

こう思うと、放課後デイと日中一時と児童発達支援をやって、送迎サービスもある事業所ってのが最強って事だな~。
ちゅきの行ってる「おひさまKid’s 青江事業所」は児童発達支援だけなので、就学時にサヨナラなんです。寂しいな。

先輩ママたち有難うございました~。すごく勉強になりました。またお会いしたいなぁぁぁ~。

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