桜が舞い散る、春です。
今年は桜の開花が早かったので、3月末には桜が満開でした。
出会いと別れの春。
保育園では、ちゅきにとって大事な人との別れがありました。
まず、「初恋(?)の女の子」の卒園。
ひとつ年上だったので、先に卒園していきました。
手足がスラリと長い綺麗な女の子で、小さくて幼児っぽいちゅきと並んだら、歳の離れた姉弟のようでした(苦笑)
どうやら ちゅきは面食いらしく「はぁぁ~ん。かわいいいなぁぁ~~」と遠巻きに見つめていたようです。
写真の購入があったのですが、彼女の写真が欲しいというので1枚買いました(笑)
初恋の人としてアルバムに貼ろう…。
自閉症のちゅきが、人に興味を持って「好き」という感情を抱く事に成長を感じています。
さようならの日、ちゅはきその女の子に「小学校に行っても頑張ってね」と声をかけていました。
その子は「素敵なマスカットさん(年長クラス)になってね」と返してくれました。
なんか…なんか、普通に会話できてるじゃん!?!?!?
人との関わりで、成長していくのね~!
調子に乗って母は少女漫画的イメージカットなど描いてしまいましたよ。
痛いわ、母・・・。
もうひとつの別れ…それは担当の先生の退職でした。
ご主人の転勤で遠くに引っ越して行かれるそうで。
拠点枠の子どもたちは、通常より多く、先生と関わります。
(障害児2人に対して先生が1人付きます)
毎日、登園したら先生に抱き着いて「おはよう」言って、ご飯も一緒に食べて、お昼寝の時も添い寝してトントンして貰って、クラスにいる時も傍に付いていて貰います。
親よりも近くにいてくれたような気がします。(親は育児、けっこう適当だから…(-_-;))
この世にこんな良い先生がいるのか?と思えるほど、いい先生でした。
常に笑顔で、ちゅきを見守ってくれて、とても丁寧に接して下さいました。
毎日の出来事を連絡帳にビッチリ書いて教えてくれました。
障害児に関する事もよく勉強されていて、私も教わることが多かったです。
ちゅきも先生の事が大好きで大好きで…家でも先生の話をよくしてくれました。
ちゅきは障害者として、誰にも必要とされず、人に迷惑ばかりかけて生きていくのか…と絶望的な思いを持っていたのですが、先生のように、ちゅきを大切にしてくれる人もいるんだ…と救われました。
今後も、そういう人が現れてくれるかもしれない。
今後辛い事があっても、先生の事を思い出したら頑張れそうです。
知らず知らずのうち、先生は私の心の支えになっていました。
頼まれもせんのに、先生と子どもたちの似顔絵なんて描いて、こっそり渡しました(苦笑)。
逆に迷惑だったかもしれんけどね(手作りの物とか、捨てにくいもんね)。
この写真は保育園の園庭です。
さようならの日、この桜の下で皆でお昼ご飯を食べたそうです。
次に桜が咲く季節には、ついにちゅきの卒園です。
幸せな幸せな、三門保育園での生活。
毎日を大切に、噛みしめるように通いたいと思います。
別れの3月が過ぎ、出会いの4月です。
もうすぐ入園式。
年長クラスとして、やる事も色々とあります。
頑張ってね~~!
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